薬剤師は処方せんを受け取って調剤した後、「薬歴」という物を記します。
少し大袈裟ですが、医師でいうカルテのような物です。
今日、心療内科をかかった患者さんが来局されたので、その人の薬歴を閲覧してみました。
そこには、精神疾患患者に対して、あまりに無理解な薬剤師(私の上司)のコメントが書かれていました。。
その患者さんは、あるベンゾジアゼピンの薬をODしてしまったようで、医師に怒られて、減薬されていました。
それに対して、おそらく、表面上は笑顔で接したのでしょうが、薬歴に書かれているコメントは酷いものでした。
「…。よく死ななかったものだ。(以下、略)」
最初の「…。」に呆れというか蔑みのような印象を感じました。
そもそもベンゾジアゼピン程度のODで死ぬ事は無いし…。
(デパスの過量投与で亡くなった超レアな例はありましたけど)
所詮、実際はこんなものなんだなぁ、という感想でした。
そもそも、その患者さんの担当医は、内科出身の即席医といった感じですけど。
私的に、その患者さんにしては処方されている薬が弱すぎますし、それなりに長期でかかっているにも関わらず、薬を変えていないなど、どうかなぁ、という治療がなされています。
病院を変えた方が良い気がします。
まぁ、OD癖がある患者さんに薬を処方したがらない医者が多いのは事実で、一度、OD癖を知られてしまうと、医者を変えない限り、まともな薬を処方してくれなくなったりします。
医者や薬剤師の側から見たら、患者さんがODしてしまう心理が理解出来ないのでしょう。
精神疾患に対する差別、偏見を目の当たりにした気がします。
無理解・・・。
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